SSブログ

スイスの安楽死 その瞬間への立ち会いを報告で心が震える [危険]

3d43f_759_88cc084b_08bb714e.jpg
http://news.livedoor.com/article/detail/11276781/



「ドリス、用意はできていますか」


「ええ……」



 突如、英国人の老婦の青い瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。


右手に握っていたくしゃくしゃになったティッシュで目元を拭い、

震えながらも振り絞った声で、次にはこう囁いた。



「うう、ごめんなさい。こうなることは前々から分かっていたというのに」



 仰向けになった老婦に、プライシック女医が、


「大丈夫よ」


と微笑み、質問を始めた。



「名前と生年月日を教えてください」



「ドリス・ハーツ(仮名)、1934年4月12日」



「あなたはなぜ、ここにやって来たのですか」



「昨年、がんが見つかりました。私は、この先、検査と薬漬けの生活を望んでいないからです」



「検査を望まないのは、あなたがこれまで人生を精一杯謳歌してきたからですか」



「ええ、私の人生は最高でした。望み通りの人生を過ごしてきたわ。

思い通りに生きられなくなったら、その時が私にとっての節目だって考えてきたの」



「私はあなたに点滴の針を入れ、ストッパーのロールを付けました。

あなたがそのロールを開くことで、何が起こるか分かっていますか」



「はい、私は死ぬのです」



「ドリス、心の用意ができたら、いつ開けても構いませんよ」



 この瞬間、老婦は何を思い浮かべたのだろうか。

わずかな呼吸と共に、自らの手でロールを開き、そっと目を閉じた。

女医は、老婦の横に立ち、


「もう大丈夫よ、もう少しで楽になるわ」


とつぶやいた。





 15、16、17秒……、そして20秒が経過した時、老婦の口が半開きになり、

頭部が右の枕元にコクリと垂れた。

まるで、テレビの前でうたた寝を始めたようだった。



 2016年1月28日午前9時26分。スイス北西部・バーゼルのとある小さなアパートで、

プライシック女医による自殺幇助(ほうじょ)が終了した。
引用http://news.livedoor.com/article/detail/11276781/









他人に見守られながらの自殺・・・

スイスでは今このような安楽死の仕方が進んでいるようですね

この記事を読むと今までの人生を深く見つめさせられます。


関連記事 
安楽死、尊厳死に対する日本の現状
新しい命 立会い出産で男性は
簡単にイライラや怒りを収める方法
夜勤は寿命が10年減る?
タグ:安楽死 寿命
nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。